Author Archive
「たゆたう」藤田 和(漆) ・中村眞弥子(絵画) 2人展
2026年9月10日(木)~9月20日(日)
会期中休廊/14日(月)、15日(火)、16日(水)
13:00-19:00(金20:00) 最終日17:00
作家在廊予定
藤 田→9/10(木)、12日(土)
中 村→9/10(木)、13日(日)、17(木)、20日(日)
変更がある場合はSNSにて告知します。
「たゆたう」
水面は、境界を映しながら、その境界を静かに揺らしていく。
藤田和は、ガラスという透明な支持体に漆を重ねることで、光や色彩がゆるやかに漂う景色を生み出します。磨りガラスと漆が重なり合うことで現れる透明と不透明、そのあいだに立ち現れる繊細な表情は、作品シリーズ《たゆたう》の核となっています。
一方、中村眞弥子は、風景を描くのではなく、風景を感じる感覚そのものを描きます。空気、水面、光、そして季節の移ろい。横へと連なる画面には、かたちになる前の時間や記憶が静かに漂います。
異なる視座から生まれた二つの表現は、静かに響き合い、一つの情景が立ち上がります。私たちの感覚もまた、その“あわい”を静かにたゆたいます。
藤田 和/FUJITA Nagomi
2018年 京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻 卒業
2019年 京都市産業技術研究所伝統産業技術後継者育成研修 漆工応用コース修了
2022年 金沢卯辰山工芸工房 漆芸工房修了
2025年 群馬県嬬恋村に制作場所を移し活動中
漆とガラスの関係性を模索するなかで、磨りガラスの表面に漆を塗るとその部分が透明に透けることを発見し、現在はその現象を利用し、磨りガラスの胎に漆絵や蒔絵をほどこし重層的な加飾表現を行っている。
中村 眞弥子/NAKAMURA Mayako
東京生まれ 東京在住の美術作家。1999年上智大学 比較文化学部 美術史専攻、2009年武蔵野美術大学造形学部 油画学科絵画コース卒業。からだの感じる空間のさかいめ・あたまの知っている実在の印象・こころの求めている普遍的なかたちに無数の感覚を重ねながら、もうひとつの日常を描く。国内外の個展・グループ展にて絵画作品を中心に発表。ホテルの壁画、 服飾、装丁、食器などのコラボレーションも行う。
藤原 彩葉 個展 「Fold Algorithm」
2026年8月27日(木)~ 9月6日(月)
会期中休廊/31日(月)、1日(火)、2日(水)
13:00-19:00(金20:00) 最終日17:00
【作家在廊予定】
27(木)、28(金)、29(土)、.5(土)、6(日)
変更がある場合はSNSにて告知いたします。
吹きガラス技法を用いて、折り紙をモチーフとした幾何学形態の熱変形をテーマに制作を続ける藤原彩葉。本展では、折りの構造を設計するアルゴリズムを起点に、ガラスという素材がもつ豊かな表情との関係を探ります。
折り紙が生み出す幾何学形態は、規則性と秩序によって成り立っています。一方、吹きガラスは熱や重力、空気圧といった自然の作用を受け、同じ形を目指しても一つとして同じ表情にはなりません。
規則と偶然、粗と密、設計された構造と素材が生み出す表情。そのあいだを往還しながら、ガラスという素材だからこそ生まれる造形の可能性を提示します。
経歴
1990 大阪府生まれ
2015 愛知教育大学 現代学芸 課程 造形文化コース ガラス専攻 卒業
2017 東京 藝術大学大学院 美術研究科 工芸専攻 ガラス造形研究室 修士課程 修了
2020 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房 技術 研修者 修了
2020~2026 玉川大学 技術指導員
2026 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房専門員
金沢を 拠点に 制作
個展
2017 藤原彩葉 ガラス展 Accordion 【ギャラリー元町・神奈川】
藤原彩葉 ガラス展 Accordion 【ヒコ ・ みづの gallery drip ・大阪】
2019 愛知からガラスの響-日本各地へ【大一美術館 D.gallery ・愛知】
2021 Fold of Time 藤原彩葉個展 【Gallery 蚕室・東京】
2021 藤原彩葉 ガラス展【Gallery Tanaka ・東京】
2023 Spiral Fold of Life 【Gallery 蚕室・東京】
賞歴
2017.1 第 65 回東京藝術大学卒業・修了作品展 原田賞
2018.3 金沢卯辰山工芸工房研修者作品展「創造の前線」 金沢卯辰山工芸工房賞
2018.7 ガラス表現の今 GEN ガラス教育機関 作品展 ベルリングラス スカラーシップ
2018.1018 日本のガラス展 がらすらんど 賞
作品収蔵
Glasmuseet Ebeltoft/ デンマーク
DOXCentre for Contemporary Art/ チェコ
金沢卯辰山工芸工房/ 石川
Ruskin Mill Trust/ イギリス
坂田 あづみ 個展「Becoming, still -それでも、そこに、ある。- 」
2026年10月1日(木)~10月11日(日)
会期中休廊/5日(月)、6日(火)、7日(水)
13:00-19:00(金20:00) 最終日17:00
ギリシャ神話に登場するニンフ、ダフネは、アポロンの求愛から逃れるため、月桂樹へと姿を変えた。
やがて勝利と栄誉の象徴となった月桂樹——それは誰の勝利だったのか?誰かに決められるのではなく、自らの身体と生を選ぶこと。女性の手仕事と結びつけられ、美術の中心から遠ざけられてきた布と糸を、私はあえて選ぶ。そこに残る祈りや手の跡を愛でながら。
そして私たちが生を終えるとき、何を勝利と呼べるのだろう。
▼坂田あづみの在廊予定
10/1(木)、10/3(土)16時~、10/4(日)
10/8(木)、10/10(土)16時~、10/11(日)
坂田 あづみ/SAKATA Azumi
1971 神奈川県生まれ
1994 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒
1997 ロイヤルカレッジオブアート版画コース修了(英国)
刺繍を生かして制作する中で、針と糸が女性の歴史や社会的背景に深く根付いている事に気づき、現代美術の中で新たな価値へと昇華する活動を続けています。
刺繍は単なる「手仕事」ではなく、過去と未来を繋ぐ大切な表現手段です。
テーマは「心のいたみやおそれ」。そこから解放される美しい造形を目指します。
「実/蔓/花 (むすぶ・つなぐ・ひらく)」山崎葉・関口まゆみ2人展
2026年10月15日(木)~10月25日(日)
会期中休廊/19日(月)、20日(火)、21日(水)
13:00-19:00(金20:00) 最終日17:00
芽吹き、蔓を伸ばし、花をひらき、実を結ぶ。
季節とともに姿を変える植物は、尽きることのない造形の豊かさを見せてくれます。緑豊かな環境で育った山崎葉と関口まゆみにとって、庭や野山は幼い頃から親しんだ風景であり、好奇心を育んだ小さな宇宙でもあります。
山崎は吹きガラスにエナメル彩を施し、植物の色彩や瑞々しい気配を描き、関口は銀や真鍮などの金属で、蔓や葉、花、実のかたちを表現します。異なる技法と素材による対比と響き合いから、巡る季節と記憶の庭の風景をお楽しみください。山崎葉の小さな器、関口の装身具など、暮らしのなかで楽しめる作品もご用意いたします。
●山崎葉(ガラス/エナメル彩)
YAMAZAKI Yo
2003年 多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業
2008年 山梨県のアトリエにて、吹きガラス・エナメル絵付けを主とした創作活動
2015年 個展『花謳う』北澤美術館(長野)(’17 ’24)
2017年 個展『-花影-』日本橋三越本店(東京)
朝日新聞 特集 「彼女の10年」記事掲載
2020年 個展『-花笑み-』日本橋三越本店
2022年 第62回 東日本伝統工芸展 入選
2023年 個展『-記憶のかけら-』日本橋三越本店
第29回 伝統工芸諸工芸展 入選
第70回 日本伝統工芸展 入選(’24)
2026年 個展『-新緑のうた-』日本橋三越本店
その他、展示多数
●関口まゆみ(彫金)
SEKIGUCHI Mayumi
1971年 埼玉県生まれ
1995年 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科卒業
武蔵野の里山を感じる樹木・草木・野の花、時間のうつろいを主題に一貫して彫金での制作を継続している。
また「騎西屋」名義で帯留や簪などの装身具で和装業界でも広く活動している。
網なおき 個展「紋様の森」
2026年11月5日(木)~11月15日(日)
会期中休廊/9日(月)、10日(火)、11日(水)
13:00-19:00(金20:00) 最終日17:00
■作家在廊予定
11/5(木)、6(金)、7(土)、8(日)
会期後半の在廊はSNSにて告知します
漆、蒔絵、真鍮、樹脂などの素材・技法を組み合わせ、現代の装いに寄り添う装身具を制作する網なおき。蚕室では6回目となる個展です。
近作では螺鈿の表現を加え、新たな組み合わせから紋様の世界をさらに広げています。
伝統的な漆芸の技術を基盤としながら、テキスタイルやイラストレーションへの憧れを取り込み、繊細かつ軽やかな世界を生み出しています。
さらに深まる、森のような紋様の世界へお越しください。
(出展のお知らせ) KOGEI Art Fair Kanazawa2026
KOGEI Art Fair Kanazawa 2026
国内唯一の工芸に特化したアートフェア
https://kogei-artfair.jp/
金沢で開催される工芸に特化したアートフェア、今年で4回目の参加となります。金沢旅に合わせてぜひお越しください!お待ちしております。
会期:
2026年11月27日(金) VIPプレビュー(招待者限定)
13:00~19:00(最終入場18:30)
2026年11月28日(土) 一般公開
11:00~19:00(最終入場18:30)
2026年11月29日(日) 一般公開
11:00~18:00(最終入場17:30)
会場:
ハイアット セントリック 金沢 2F, 4F, 5F(受付2F)
石川県金沢市広岡1丁目5-2
入場料:
前売り券 2,500円 / 当日券 3,000円(2日間通し券)
(※招待状をご希望の場合はお問合せください)
出品作品について:
「あわいに立つ」
刺繍、漆、ガラス、絵画など、多様な素材を用いる作家をご紹介します。過去と未来、内と外、日常と非日常。そのどちらにも属しきらない「あわい」に立ちながら、作家たちは素材と向き合い、手を重ねてきました。揺らぎながらも確かな輪郭を宿す作品群。それぞれの表現が響き合う場をご高覧ください。
About exhibited works
“Standing at the Boundary”
We are pleased to introduce artists who work with a diverse range of materials, including embroidery, lacquer, glass, and painting. Past and future, inside and outside, the ordinary and the extraordinary. Standing at the “boundary” where they belong to neither, these artists have engaged with their materials and applied their craftsmanship. Their works possess a sense of uncertainty while retaining distinct contours. We invite you to experience a space where these diverse expressions resonate with one another.
●出展作家 ※50音順
画像をクリックするとプロフィールがご覧になれます
- 坂田 あづみ /SAKATA Azumi
- 五月女 晴佳 / SOTOME Haruka
- 寺澤 季恵/TERASAWA Kie
- 中村 眞弥子 /NAKAMURA Mayako
- 三星 玲子/ MITSUBOSHI Reiko
- 渡辺 ゆう子 /WATANABE Yuko
- 藤田 和/ FUJITA Nagomi

































