EXHIBITIONS
「piecing 」川村喜一・川村芽惟
2025年1月23日(木)~2月2日(日)
13:00-19:00 最終日17:00
会期中休廊/27(月)、28(火)、29(水)
当Gallery蚕室で開催した2021年UPASKUMA 川村喜一個展、2023年「ラマンテ」川村 喜一・川村 芽惟展に続き3回目となる企画展。川村喜一、川村芽惟両氏は2017年に北海道知床に移住し、2025年に至るその数年の間に知床の地域芸術祭「葦の芸術原野祭」を2022年より毎年開催。「北暦」という制作チームでは地元のデザインや幅広いクリエイティブに関わり、狩猟や自然から得られる表現活動のほかに地域社会を包括した「芸術開拓民」とも呼べる活動へと広がっています。
今回の企画展では前回と引き続き、川村喜一の写真と川村芽惟の刺繍を一体に縫い合わせた作品群を展開された空間が広がる。当Galleryのある西荻窪は川村喜一氏の生まれ育った街でもあり、都市と自然とをつなぐ場所として実感のある背景となり、今回も知床からの窓が開きます。
・展示詳細(コンセプト)
北海道・知床半島での四季折々の自然に囲まれた生活や、狩猟採集を通じて生起される川村喜一の写真と川村芽惟の刺繍作品を一体的に縫い合わせた新作の作品群を展示します。
断片を縫い合わせることを意味する「piecing」は、まなざしと手ざわり、人と動物、都市と自然、生と死、作品と鑑賞者といった隔たりを取り結ぶための試みです。
略歴
川村 喜一 Kiichi KAWAMURA
写真家・美術家・狩猟者。
1990年東京都西荻窪出身。
2012年東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業。
2015年同大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
2017年より北海道・知床半島に移住。自然と表現、生命と生活を学び直している。
2020年、作品集『UPASKUMA アイヌ犬・ウパシと知床の暮らし』玄光社を出版。
制作チーム「北暦」共同代表。知床の地域芸術祭「葦の芸術原野祭」主催者。
主な展覧会
2024年『大地に耳をすます 気配と手ざわり』(東京都美術館)などがある。
川村 芽惟 May KAWAMURA
1995年愛知県出身。
東京藝術大学先端芸術表現科卒業。
身体をテーマに、写真やパフォーマンス、ソフトスカルプチュアなど様々なメディアを用いて作品制作を行う。
2018年、北海道斜里町に移住し、耕作や狩猟、調理や衣類の修繕といった生活シーンに基づいた制作活動を行う。制作チーム「北暦」共同代表。芸術祭「葦の芸術原野祭」の実行メンバー。
参考URL
芸術祭「葦の芸術原野祭」 https://ashigei-artfes.studio.site/
北暦 https://www.hokureki.com/
大地に耳をすます 気配と手ざわり https://www.tobikan.jp/daichinimimi/