BAR英

【神楽坂BAR英】2013年7月16日〜8月中旬 吹きガラス:熊谷正行さん

蚕室店主ozzyが管理運営しております神楽坂BAR英での展示のお知らせ。
亀戸にある、お二人で運営されている吹きガラス工房「グラスルーツ」主宰のおひとりで、私にも長らく指導いただいている熊谷正行さんです。


つい最近に、京王百貨店新宿店での展示販売を終えられたところでお忙しい中、BAR英での小さな展示にご参加いただき本当に感謝です。

熊谷さんはもちろん高い技術もさることながら、とても陶芸的なセンス(嗜好)があるなあと、私のささやかながらの陶芸知識で思っています。それは備前とか楽とか、、炎や腐食による偶然が重なるタイプのものです。

<冷酒セット>
中央に飾られた冷酒セット、天目茶碗か漆かのような複雑な絵柄が出ています。たまりません。特にスポットに当たると赤みを増して素晴らしい色合いになります。和の雰囲気のBAR英には今回この作品が一番映える!と中心にレイアウトいたしました。
ショウサイフグ(河豚)柄みたいだな・・と思ったのですが、熊谷さんから「ウツボ柄です」とメールが!なるほど!!

<ワイングラス>
エロスとステムの危うさが生物みたいです。メタモルフォーゼ中??
生き物のようなワイングラスが、酔客にどのような印象を与えるのか今回、一番半のが楽しみなのがワイングラスです。

<朽ちる>
店内にある3点の花器。(写真が悪いです)
ガラスに銅を巻き付け、緑青を吹かせた作品です。
厚いガラスから見える光は、銅の赤だったり、うすい青だったりと複雑です。重量のある存在感と透明感、矛盾する印象。しかもガラスが腐食する・・その状況に私は当初からかなり衝撃を受けている気になる作品です。どこかの寺院仏閣に大きな水盤で蓮の花が浮かぶ・・そんな花器か、仏具・神具に変貌してほしいと思っています。それは、屋内の整った光源でなく、自然光の中で見たい風景です。

8月の中旬まで開催しております。
すべて販売しております、スタッフにお声かけください。

■グラスルーツ主宰のもう一方の角岡さんは年末に英に登場していただきます。
角岡さんは、同じ陶芸でも染付な印象があるんです。面白いです。

■グラスルーツ(吹きガラス工房:生徒募集中!)
http://www.glassroots.co.jp/

■bar「英-ei-」新宿区神楽坂3-2-31-2F
TEL / 03-3260-5982 20:00pm~2:00am 定休日 / 日曜・祝日 http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13104645/

2013-07-16 | Posted in BAR英Comments Closed